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あれもインドこれもいんど

紅茶の点て方

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「インドでは区別して表現する」

インドでは区別して表現する」

 チャイと言えば紅茶葉・スパイス・お砂糖・ミルク等を共に煮出し、目覚めと共にチャイで一日が始まると言われるほどの国民的飲料です。酷暑期でも熱いチャイを一日に幾杯となく飲み、水分補給・栄養補給に欠かせない飲み物として定着し、少しオーバー気味の表現をすればお茶の合間に仕事をしているようにも見受けます。

 他方、ホテルや家庭でのおもてなし用にはポットで蒸らすスタイルで「Tea」でもいかがですか?と供されますが、上級茶葉も少なくその上、水も日本の水と比較すると少し荒々しい野性味あふれる硬水ですからミルクをタップリ入れるミルクティーのほうがおいしく飲めます。

南インドではやはり南インド産のニルギリ地方の紅茶ですからクセも少なく飲みやすいタイプとなり、北インドではアッサム茶のような濃紅色でコクがありボディーのしっかりした紅茶ですからマサラや砂糖の加減も変わってきます。
 
 自然環境の厳しいインドの人々の活力の源泉のひとつでもあるお茶の効能にミルクやスパイス(マサラ)でのタンパク質・薬効効果を加味した知恵がチャイであるとも言え、その際たるものがインドの人々の食するカリーという三食の食事で、これも各家の秘伝と州や地方でも異なってきますから一様なくくり方では無理が出てきます。


 しかし、口中の辛味を静かに押さえてくれる食後の甘めのチャイはインド料理とすばらしくマッチングし、エンディングには欠かせないものでもあり、熱い飲み物で締めくくることが胃の負担を軽減し、理にかなっております。

フォーマルなスタイルで「Tea」、カジュアルなスタイルで「Chai」気分に合わせて飲み分けするのも楽しいものです。

 ワイルドなようではありますが、これが飲んでみると非常にジェントリー、

「心が疲れたらスロースタイルのインド世界もいいものであります」