ヒンドゥー教は単なる宗教として捉えるのではなく、思想・哲学としてヒンドゥー教徒の人々に深く受け入れられています。ヒンドゥーの教えの中のひとつに四住期と言う人生を四つの期に分けた処し方があります。
学生期 良き師に付き学業に励みなさい。
家住期 結婚して一家を成し仕事に励みなさい。
林住期 時には森に入り瞑想に耽りなさい。
遊行期 家督を譲り死の準備をしなさい。
この哲学にふれた時に誠にもってシンプルな教えですから単細胞の私でも理解が進み、少しずつ大インド魔術団の陰謀と策略に嵌って行ったようです。
この遊行期の処し方を実践するためにインドでは全てを捨て、サドゥー(修行者)となってヒマラヤの麓、ガンジス河の源流で修行に入る偉い人も居られますが、とても、とても、私などはそのような高邁なる思想も覚悟も出来ていませんから、ただひたすらたら~っと悠久の時をやり過ごすだけです。